コンクリート、大理石やガラスなどの音を反射しやすい素材が使われている空間では、しばしば残響音が発生します。残響音は、会話を聞き取りにくくするなどコミュニケーションの障害となったり、オフィスで周囲や他のエリアから生じる騒音や不要な会話音により集中力の低下をもたらすなど作業性低下の要因にもなる場合があります。このような事情を背景として、これまでも吸音材は開発されてきましたが、従来の吸音材と比べて、より高い次元で吸音性能とデザイン性をあわせ持つ吸音パネル「MITESCO(ミテスコ)」が誕生しました。
MITESCOには革新性が溢れています。そのもっとも大きなものは、商品化する過程で開発されたSnowsound(R)(スノーサウンド)という特許技術です。この技術は、密度の異なる素材でパネル内部を構成することにより、高音域から低音域まで、それぞれの周波数域で効果的に音を吸収するという優れた吸音性能を発揮するものです。薄いパネルであるにもかかわらず、残響を飛躍的に減らし、室内の音響環境をバランスよく最適化することができます。
枠や縫い目のないシンプルな形状、控えめな存在感はどのような空間にも違和感なく調和します。また、内部は芯材のない100%ポリエステル素材で非常に計量です。(パネル重量2.7kg、寸法W440×H1590)
パネルは全てポリエステル素材。単一素材なのでインナー材から外側のファブリックを分離せずに100%リサイクル可能です。他のオプションパーツも完全にリサイクル可能なプラスチックや金属の単一素材でできています。また、パネルの耐火性能は欧州の各規格に準拠しております、(伊Class1、Euroclass B-s2-d0規格)
下のグラフは、Snowsound(R)技術を使ったMitescoパネルの吸音性能を示しています。
パネル本体の薄さにもかかわらず、通常は吸収されにくい低周波域(500Hz以下)の低い音を比較的よく吸収します。
中音域の音で吸収率が最も高くなります。この音域は人の声や通常のオフィス環境で発生するあらゆる音が該当します。
高音域(2,000Hx以上)では徐々に吸収率が下がり、反射が高まっていく傾向にありますが、この音域は壁や家具、人などによって大部分は自然に吸収されます。
特に、人が耳障りに感じやすい中〜高音域で高い吸収性能を有し、その結果、全体的にバランスのとれた音の環境が得られます。
測定方法は、部屋の隅部にスピーカーを設置し、測定用の音源を発生させ、各側転において残響部分を含む音を収録し、その週録音から残響時間を求めています。(スイープパルス信号をスピーカーから発生させ、測定点で収録された音を分析器に取り込み、信号処理によりインパルス応答波形を分析し、より残響時間を求めています。)
吸音パネル(ミテスコ)を設置しなかった空室の場合と、設置レイアウトを変更した3パターンをグラフ化しています。人の耳が聞くことの出来る音の高さの範囲は、約20〜20,000ヘルツ(Hz)と言われています。人の耳の感度が高いのは1,000〜6,000ヘルツです。解りやすい例としては、時報の最初の3音は440ヘルツ、最後の1音は880ヘルツと言われています。グラフでは、よく聞こえる周波数において、ミテスコを設置することで、残響時間が少なくなっていることを表しています。グラフでは、よく聞こえる周波数において、ミテスコを設置することで、残響時間が少なくなっていることを表しています。残響時間がどの程度改善するかを予測する際に、ミテスコの一枚当たりの等価吸音面積を用いる必要があります。
残響時間測定用に収録したインパルス応用波形を用い、吸音効果の差が顕著であり帯域のエコタイムパターンを求めました。この結果、ミテスコの配置の仕方で吸音効果が異なることが判明しました。